

未経験からITエンジニアになるにはどうすれば良いのかな?
ITエンジニアは稼げるらしい・・
ITエンジニアはリモートとか働き方が自由そうだしいいな・・
なおかつ未だにIT業界は人手不足ということもあり、このように考えている方も多いのではないでしょうか。
僕もこの業界に身を置いて15年ほどになりますが結論を先にお伝えすると、未経験から拙速にITエンジニアになるのはなかなかハードルが高いですし、正直おすすめしません。
それは、いくら人手不足とはいうものの、企業は即戦力を求めていることが多いからです。



じゃあ、未経験からITエンジニアにはなれないの?
そんな声が聞こえてきそうですが、大丈夫です。
やみくもに動いたままでは難しいですが、中長期的に戦略(キャリアデザイン)を立てて進めていけば未経験からでもITエンジニアになることはできます。
この記事では、未経験からITエンジニアになるための方法として戦略を立てることの必要性やケース別の戦略をいくつか具体的にご紹介します。



ぜひ、未経験からITエンジニアになるための戦略を立てる際の参考にしていただけると嬉しいです。
転職活動は自己分析や企業研究など、ひとりで考えて悩んでしまうことは少なくありません。
そんな時はJACリクルートメントなどの転職エージェントを利用するのがおすすめです。
JACリクルートメントを使ってみた所感や評価について詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。
※2019-2025 オリコン顧客満足度 ハイクラス・ミドルクラス転職
\ オリコンの顧客満足度、7年連続No.1 ※/
未経験からITエンジニアになるための「戦略」の必要性
未経験からITエンジニアになるためにはどうしたら良いのか?を考えた場合
プログラミングスクールに通えば良いのかな・・
プロゲートを数回くらい繰り返せば良いのかな・・
と思っている人は少なくないかもしれません。
しかし実際のところ、プログラミング学習をすればすぐに転職できるかといえばそう簡単にはいきません。
それは、人手不足とは言われているものの、企業の多くが即戦力となる人材を求めているからです。
そのため、ノープランで突っ込むのではなく事前準備をしっかりして計画的に進めていくことは、転職においても必須となります。



では、具体的にどういう戦略を立てれば良いのでしょうか。
未経験からITエンジニアになるための戦略とは?
僕が今までの経験からおすすめしたい方法は、以下の2つとなります。
- 現職での異動などを駆使してキャリアチェンジする
- 今の職種をもとに転職、転職先でキャリアチェンジする
1つ目は、現職で営業や経理など非IT職の仕事をしている人が情報システム部門などに異動して、そこで経験を身につけてからITエンジニアとしてキャリアチェンジするパターンとなります。
そして2つ目は、現職で営業や経理など非IT職の仕事をしている人が今の職種でIT業界(SaaSサービスの運営会社など)の会社に転職して、数年経験を積んでからITエンジニアにキャリアチェンジするパターンです。
僕が個人的におすすめしたいのは前者のパターンで、この方法でしたら未経験からIT企業へ転職をするよりはハードルが圧倒的に低くなります。



たしかに。今の会社でITエンジニアになるための実務ができるなら、それに越したことはないよな・・
ただし、これらの方法に共通するのは、今の環境で何らかの実績を作る必要があるということです。
今の職場ではアピールできる実績を出せそうにないよ・・どうすればいい?
そんな場合は、簡易なものでいいので個人開発をしてその内容をブログやXなどのSNSで発信しましょう。
個人開発をするメリットやスムーズに進めるポイントなどついて、もっと詳しくを知りたい方はこちらの記事を参照してください。
それと同時に、基礎体力をつけたり種まきをしたりして来たる転職時に備えて準備を進めましょう。
DMM WEBCAMPなどのプログラミングスクールやWebコンテンツで並行して学習を続けるのがおすすめです。
また、転職活動を効率よく進めるにはJACリクルートメントなどの転職エージェントを使うのが良いでしょう。



僕が実際にJACリクルートメント使った感想や評価について詳細を知りたい方はこちらをチェックしてください。


そのほか、未経験からITエンジニアにキャリアチェンジする際の成功例や注意点など詳細を知りたい場合は、こちらの記事をチェックしてください。


戦略1:社内での部署異動などを駆使したキャリアチェンジ
未経験からITエンジニアになる戦略のひとつとして、社内での部署異動などを駆使してキャリアチェンジをする方法があるのですが
- マーケター
- 経理職
などは、ITエンジニアの仕事と親和性が高いので取り組みやすいでしょう。



ほう。どんな関連性があるのかな?
マーケターからITエンジニアへのキャリアチェンジ
まずマーケターですが、マーケターとしての知識があると
- 業務効率化できて時間が作れる
- 現場のITエンジニアとコミュニケーションが円滑に取れる
- 高度なデータ分析ができる(SQL、Python、GASなど)
このようなメリットがありITエンジニアとしても市場価値が高まります。
また、この素養はITエンジニアにチャリアチェンジする上でとても親和性が高いこともその理由です。
その際にキャッチアップしておくと良い技術やサービスは
などがあり、TROCCOのようなSaaSサービスを使うことができれば、データエンジニアやアナリティクスエンジニアになる上で技術面で不足している点を補うことができます。
そしてSQLは、マーケターだとGoogle CloudのDWHサービスであるBigQueryに触れる機会が多いので、BigQuery上のテーブルから必要なデータを自分で抽出できるくらいのレベルになっておくと良いでしょう。
具体的なキャリアチェンジの方法ですが、まずは現職の中で異動することをオススメします。



しかし、マーケターからのキャリアチェンジは現職でのマーケターとしての知見が評価されることもあるので転職するのもアリでしょう。
そのほか、マーケターがITエンジニアになるためにキャッチアップしたい知識やキャリアパスの詳細についてもっと知りたい方はこちらの記事をご確認ください。


経理職からITエンジニアへのキャリアチェンジ
経理職として働いている方は、他の職種と比べるとITエンジニア職との親和性が高くキャリアチェンジするのに向いています。
その理由としては、下記のような理由からです。
- アウトプットが明確でシステム化しやすい
- ほかの職種と比べてITリテラシーが高め
キャリアパスとしてはおもに、現職である経理業務の中でITエンジニアリングにつながるプロジェクトなどに関わることでスキルを磨きます。
前者のような動きが難しい場合の方法で、まずは社内での異動がしやすいスタートアップ企業などへの経理職に転職してある程度業務に慣れてからITエンジニアへの異動をする手もあります。
ただ、経理職の場合は前者のほうが圧倒的に難易度が低いので、可能な限り前者の方を選ぶのが良いでしょう。



経理職はアウトプットの内容が明確なので、業務改善・自動化の名目で関わって実務を積んでいった方がやりやすいかな。
そのほか、経理職からITエンジニアになるために具体的に何をやるのかや僕の経験などもっと知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。


営業職からITエンジニアへのキャリアチェンジ
また、一見直接関連のなさそうな営業職でも、セールスエンジニア/プリセールス職としてのキャリアチェンジという選択肢もあります。
しかし、今までのマーケターや経理職と比較すると営業職は対人業務が多くITリテラシーがあまり高くないので、少し戦略を練る必要があります。
たとえば、セールスエンジニア自体はそこまで技術的なものを求められませんが
は最低限押さえておく必要があるでしょう。
まずはWebサービスの基本についてはプロゲートやドットインストール、ZEN Studyなどで1ヶ月程度、Webアプリケーションの開発の仕方を学ぶのがおすすめです。



この時点では、実際に手を動かせる状態になる必要はなくて、仕組みを理解する点を重視してください。
次にDBの理解ですが、おもにAWSやGoogle Cloudなどパブリッククラウドの理解のことで、この辺りを最低限押さえておけば知識面としては問題ないでしょう。
書籍やWebコンテンツでキャッチアップすれば問題ないですが、DMM WEBCAMP
そのほか、営業職がITエンジニアになるためのキャリアパスや押さえておくポイントについて知りたい方は、こちらの記事をチェックしてください。


今の部署から情報システム部門へ異動する
そのほかにも、中規模以上の企業では情報システム部門があるところが多いのでそこに異動をするのも戦略としてはアリです。



今までと同じ部署異動パターンではあるけれど、IT業界に入るきっかけ的な側面が強いかな・・
情報システム部門はあくまでも全体的なシステムの管理者的な側面が強いため、一般的にはそこまで技術的なものを求められることは多くありません。
しかし、それなりに技術面でのキャッチアップを常にやっておかなければ、外部のITベンダーをうまくコントロールできないことがしばしばです。
そのため普段から
- どのように所属する部門の業務を効率化させるか
- 客観的な視点を持ち、情報システム側の提案の中で妥協案を見つけて
- 自身から積極的に業務改善のためにできることを前向きに考えながら
- 他部門と一緒に仕事をしていく姿勢を見せていく
などをしていくことで、情報システム部門側から声をかけてもらえる可能性があるでしょう。
そのほか、情報システム部門がどのような所なのか、情報システム部門にいるメリットやデメリットなどもっと知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。


戦略2:まずは業界に飛び込んでのキャリアチェンジ
未経験からITエンジニアになる場合、まずはSIerから始める選択肢もあります。
それは、ITエンジニアとして転職を考える時に多くの方が事業会社(自社開発)を目指しますが、これはかなりハードルが高い選択肢です。
その理由は、わざわざコストのかかる未経験者を採用する理由(特に中小規模の事業会社は資金力や余裕)がないので、即戦力がどうかの一点で判断されることがほとんどだからです。
そこで、僕は大手SIerグループ子会社への転職するという選択肢をおすすめします。



でもSIerやSESってブラックなイメージが散見されるし・・
たしかに、Xなどを見ていてもSIerやSESへの転職は一般的にはあまり良い噂を聞かないという体感はありますが、ちゃんと会社を調べた上で企業をしっかり選べば問題ありません。



メーカー系の大手SIerグループ子会社などは、最近では労働環境もよく、福利厚生も親会社相当のことも少なくないためおすすめです。
そして、SIerへの転職で失敗しないコツは
- SIerの得意ジャンルを理解する
- SIerの企業を理解する
- SIerの立ち位置を理解する
などを意識することです。
そのほか、大手SIerのグループ子会社とはどういったところかや僕が新卒で大手SIerのグループ子会社に入った話などをもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。


自身の適性や自分に合った会社を探すのは、時間もかかりますし簡単なことではありません。
そんな時はJACリクルートメントなどの転職エージェントを利用するのが良いでしょう。
JACリクルートメントを使ってみた所感や評価について詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。
※2019-2025 オリコン顧客満足度 ハイクラス・ミドルクラス転職
\ オリコンの顧客満足度、7年連続No.1 ※/
戦略3:上記以外でケース別のキャリアチェンジ
上記以外の戦略で、いろんな側面からのアプローチをケース別にまとめてみました。
まずは、運用保守エンジニアからITエンジニアのキャリアを始めるケースをご紹介します。
運用保守から始めるキャリア
運用保守とは、何らかのシステムやサービスを稼働させ継続的に維持や管理をしていく一連の活動のことです。
システムやサービスが開発されてリリースされたところから始まり、開発工程は期限が決まっているのに対して運用業務はサービスが終了するまで続くという特徴があります。
ITエンジニア=手を動かして開発をする人というイメージが浸透してしまっているので
運用保守エンジニアはつまらない、暇だ、やりがいを感じられない・・
などといったの意見がXなどの投稿で散見されることもありますが、
サービスを運用していく上でサービス自体の不具合やハードウェアの故障が発生した時に、誰も修理する人がいなかったらサービスは安定的に稼働することができません。
また、サービスについての問い合わせを受けてきちんとした対応ができなければ、いずれそのサービスが利用されなくなるかもしれません。



そのような状況を避けるためにも、どのようなサービスでもシステム運用は必ず発生しまたその役割も非常に重要になります。
運用保守エンジニアは、フロントエンドやバックエンドなどの開発系エンジニアに比べるとやや競争が低く、中には実務未経験でもOKな会社もあります。



どういったキャリアチェンジをしていくのがベターなのか?
ひとりで考えてもなかなか結論は出ませんし視野は広がりません。
そんな時は、JACリクルートメントなどの転職エージェントを活用してみましょう。
JACリクルートメントの詳細がこちらをチェックしてください。


そのほか、運用保守エンジニアの現状や僕が実際に運用保守エンジニアだった頃の話が気になる方は、こちらの記事をご確認ください。


SAPから始めるキャリア
また、実際に数年前からXなどのSNS上において
フリーランスのSAPコンサルティングがもっとも稼げる時代が来る!
といった少々煽り気味の投稿をしばしば見かけるようになりました。
SAPエンジニアの役割はさまざまで
- 業務プロセスでの課題を洗い出したり
- 課題解決をするための導入環境を作ったり
- DX化推進のための大規模なプロジェクトを進めたり
など、IT知識に加えて知識を土台としたマネジメント力やタスクの進捗管理能力も求められる仕事です。
実際にSAPエンジニアになりたいと思っていても、書籍やWebコンテンツが少なかったり身近になかなかメンターがいなかったりすることが少なくありません。
そんなSAPエンジニアに未経験からなるためのキャリアパスとしては
- SAP案件を抱えるSIer/SESに就職・転職
- 事業会社の業務部門やパッケージベンダーに転職
- ITコンサルタントに転職
といったように、数字の小さいものからチャレンジをしてキャリアを積むのが良いでしょう。



今回の場合、未経験でもある程度ITエンジニアとしての基礎知識があることを前提にしていますのでご注意ください。
現時点ですでに会計や人事給与などのドメイン知識があれば、いきなり事業会社の業務担当としてSAPの運用に関わるのもおすすめです。
そのほか、SAPエンジニアの概要や待遇、僕がJD Edwards(ERP)を運用していた時の話をもっと聞いてみたい方は、こちらの記事をチェックしてください。


データ利活用から始めるキャリア
近年はビジネスで取り扱うデータが膨大になっており、そのデータを自社ビジネスの拡大や課題解決のために利用する流れがあります。
未経験からITエンジニアになろうと考えた時に、僕が経験しておくと良いと思うもののひとつとしてデータ活用の仕組みづくりがあります。
僕が日々、業務を進める上でデータ利活用が必要と感じる理由は下記です。
- エクセル・Googleスプレッドシートでは限界
- 多くのデータは何らかのシステムから出力される
未経験からデータ利活用という切り口でITエンジニアになろうとする場合、まずは今の部署で実績やスキルを積むことが結果的に近道となるでしょう。



今の職場では実績を積めそうにない。どうしよう・・
そんな場合はプライベートな時間で個人開発をして、その際の備忘録を技術ブログで公開していくのがおすすめです。
個人開発や技術ブログについて詳細を知りたい場合はこちらからご確認ください。
そうして実績を積んだ後に、現職での異動や転職などのキャリアチェンジを検討しましょう。
JACリクルートメントについて興味がある方は、こちらをご覧ください。





また、IT未経験でも社内の課題解決の実績は転職面接においてとくに評価されやすい傾向にあることは覚えておいてください。
そのほか、DWHにデータを集約する仕組みの作り方やキャリアパスの詳細についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。


ゲーム開発から始めるキャリア
最後は『ゲームが大好きだから』という気持ちがきっかけとなって、仕事にしたいと考えるパターンです。
空き時間を潰そうと思ったら、いつも間にかこんな時間まで・・
と言った具合にのめり込んでいる方も多いのではないでしょうか。
まず、未経験からいきなりゲーム開発エンジニアになるのはなかなかハードルが高いです。
そのため、いきなりゲーム開発の現場に飛び込むのではなく、まずは関連する技術力を身に付けながら少しずつポートフォリオを充実させていく方法をおすすめします。
また、ゲーム業界に飛び込む前にゲーム業界の現状を知っておくことも大切です。



この辺りのシビアな面を理解してから業界に入らないと、業界に入ってから想像と違う!と言ったことになりかねないので注意が必要だな。
未経験からゲーム開発エンジニアになる具体的なステップとしては
自分の経験とスキルを整理して最適な職種を探そう
実際に手を動かながらゲーム開発のイメージを持とう
このような順番で進めていくとスムーズに進められるでしょう。
未経験からゲームエンジニアになるには、支援実績17,000名※1以上のギークリー
業界特化の豊富な求人30,000件以上で、職種専門のキャリアアドバイザーがあなたにとっての「良い会社」と「最適なキャリア」を紹介します。興味のある方は下記ボタンよりご確認ください。
※1 2025年1月時点
\ IT・Web・ゲーム界に特化した転職エージェント/
まとめ|未経験からITエンジニアになるには戦略が必要
これまで、未経験からITエンジニアになるためには戦略が必要な理由や具体的な戦略についてケース別に解説をしてきました。
人手不足とは言われているものの、企業の多くが即戦力となる人材を求めているので、実際のところ、プログラミング学習をすればすぐに転職できるかといえばそう簡単にはいきません。
そのため、ノープランで突っ込むのではなく事前準備をしっかりして計画的に進めていくことは、転職においても必須となります。



僕が今までの経験からおすすめしたい方法は、以下の2つとなります。
- 現職での異動などを駆使してキャリアチェンジする
- 今の職種をもとに転職、転職先でキャリアチェンジする
僕が個人的におすすめしたいのは前者のパターンで、未経験からIT企業へ転職をするよりはハードルが圧倒的に低くなるためです。
ただし、これらの方法に共通するのは、今の環境で何らかの実績を作る必要があるということです。
もし、今の職場でアピールできそうな実績が見込めたい場合は、簡易なものでいいので個人開発をしてその内容をブログやXなどのSNSで発信しましょう。
またそれと同時に、基礎体力をつけたり種まきをしたりして来たる転職時に備えて準備を進めましょう。
DMM WEBCAMP