ITエンジニアって稼げるし働き方を選べるし良さそうだな・・
IT業界ではないほかの業種から見れば、このように内心感じている人は多いのではないでしょうか。
おそらく未経験からITエンジニアを目指している多くの人にとって、ITエンジニア職は理想的な仕事のように感じているかもしれません。
もちろん、ITエンジニア職は現役エンジニアである僕にとっても良い仕事だとは思ってはいます。
しかしその一方で、見えないところでは大変な部分がたくさんあるのもまた、事実です。
この記事では、ITエンジニア職についてのメリットやデメリット、ITエンジニア職の実態、辛いときの対処法や適性、それでもITエンジニアになりたい人に向けての提言について解説します。
未経験からITエンジニアになりたいと考えている人は、ぜひとも参考にしてみてくださいね。
自分はITエンジニアに向いているのか?
ITエンジニアとしてどういったキャリアを積み重ねていきたいのか?
などなど、ひとりで悩んでいるばかりではいつまで経っても良いアイデアは浮かんできません。
そんな時はJACリクルートメントなどの転職エージェントに相談するのがおすすめです!
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ITエンジニア職のメリット・デメリット
まずはIT業界に15年ほど身を置いている者として、ITエンジニア職におけるメリット・デメリットをざっくりとまとめてみました。
- 需要が高く雇用が安定している上に転職のチャンスも多い
- リモートワークが可能で場所や時間に縛られずに柔軟な働き方ができる
- 技術進歩のスピードが速いので常に新しいことを学び続けられる
- 自己成長の機会が豊富でスキルアップを通じてキャリアアップも期待できる
- 多くの場合成果物が明確(意味のない仕事が他の職種と比べると少ない)
- ユーザーの課題解決に直接貢献できる
- 技術の変化が急速なため常に新しい知識やスキルの習得が求められる
- 学習負担がかなり大きく業務時間外での自己学習はほぼ必須
- 長時間のデスクワークや画面作業による健康面への影響が懸念される
- 目の疲れや運動不足、姿勢の悪化などの身体的な問題が起こりやすい
- わからないことは自己解決しなければいけないため精神的なプレッシャーが大きい
- エンジニア以外とのコミュニケーションも多いため、相手に伝える意識を持つ負担がある
(上司がエンジニアでない場合も多い)
なるほど。たとえば技術革新が速く新しいことを学べるメリットは、表裏一体で習得が大変というデメリットにもなり得ることがよくわかる。
実はITエンジニア職のタイパは最悪
新しいテクノロジーについて積極的にキャッチアップし続ける!
と聞くと当たり前に聞こえるかもしれませんが、昨今はテクノロジーの進化がより急激に進んでいて、ただでさえ学ぶことが多かったのにその対象が極端に大きくなっています。
特にここ1〜2年の生成AIの進化するスピードが早すぎて、キャッチアップがなかなか大変なところは正直ありますね。
XでITエンジニアのアカウントをいくつか見ればわかるのですが、基本的にいつも技術的なことを考えて、業務外でもブログやSNSでアウトプットをし続ける人が少なくありません。
またそれをサラッとやっちゃうところがすごいよな・・
これは特に所属組織に強制されるわけではないのですが、最近では特にパフォーマンスを上げ続けるためには上記のような自己研鑽はほぼ必須です。
なおかつ、必要な時にだけ調べて手を動かすみたいな働き方は一部の天才を除き現実的ではありません。
そのため、能力的にさほど高くない人がITエンジニアとしてパフォーマンスを出し続けるためには、業務時間外や休日でもかなりの時間を自己研鑽に時間を割く必要なあります。
また自己研鑽の時間は基本的には給料は発生せず、かといってITエンジニアの給料はそこまで良いわけではないため、タイパ的には最悪かもしれません。
一見すると景気が良く華やかなイメージですが、その実地味にコツコツと自己研鑽をしないと置いていかれるシビアな世界でもありますね。
ITエンジニアのシビアな実情が少し垣間見えて大変だなと感じていただいたところで、そんな時に耐え凌ぐためのちょっとしたコツについてご紹介をします。
ITエンジニアの仕事がしんどくなった時の処方箋
これは僕の実体験も踏まえて、気持ちを切り替えるために試してほしい方法についていくつかご紹介します。
ITエンジニアの仕事がしんどくなった時の処方箋
- ひと呼吸置いてから課題を整理してみる
- 相談して優先順位や業務量を調整してもらう
- 作業メンバーとコミュニケーションを取る
- 不足している知識を補う
- キャリチェンジを検討する(転職・独立など)
ウリの実体験 〜煮詰まった時まずはひと息つこう!〜
ITエンジニアに限った話ではないかもしれませんが、タスクが一定量を超えてキャパオーバーになると慌ててしまう・・そんな人が僕以外でもいるのではないでしょうか。
やらなければいけないことがわかっているけど、何から手をつければ良いのかわからずパニック!!
どんなに急いでいるとしても、そんな精神状態では真っ当な仕事ができるはずがありません。
そんな時は、まずはティーブレイクでひと息ついて状況を確認するのがおすすめです。
落ち着いた後に、まず考えるべきことは
- 今問題となっていること
- 優先すべきタスク
- それを対処するためにはどうするか
を書き出すことです。
書き出した文字を目視することになるので、より自分の頭の中を整理ができるようになります。
冷静になってはじめて、今抱えている問題に対処するには
- タスクの納期や量 → 上司に相談する
- 知識やコミュニケーション不足 →補う努力をする
- 将来についての不安 → キャリアチェンジを考える
など、解決法が自ずと見えてきます。
焦った時こそ、まずは深呼吸をして落ち着くことをイメージすると良いでしょう。
ITエンジニアのハードな環境や慌てた時の対処法もご紹介したところで、今度はそもそもITエンジニアにはどのような人が向いているのか、向いていないのかについて解説します。
どのような仕事でもその人の適正によっては向き・不向きながどうしても出てきますので、次からはその具体例を見ていきましょう。
ITエンジニアに向いている人・向いていない人
一見華やかでおしゃれなビルのフリースペースで作業をしているイメージのITエンジニアですが、実際にはトレンドに置いていかれないように日夜キャッチアップをしないといけない大変な側面もあります。
こちらでは、僕の経験からITエンジニアに向いている人の特徴、反対に向いていない人の特徴について書き出してみました。
- 自己成長したい意欲が高い人
- 問題を解決する能力が高い人
- 論理的思考能力が高い人
- 学習意欲が高い人
- コミュニケーション能力に優れている人
- 学習意欲が低い人
- 疑問や問題意識を持たない人
- 大雑把な人
- 受け身の姿勢が多い人
- 地道な作業が苦手な人
たしかに。チームや他部署の人とも関わって作業することが多いから、ITエンジニアでもコミュニケーション能力は高い方がいいんだな。
僕が実際に働いてきた経験や周りの同僚をみていて感じたのは、問題解決能力や学習意欲の高い人が多いなというのが印象です。
ITエンジニアは作成したプログラムがうまく動かない時には、自分自身でその原因を見つけて解決策を探し出し対応することが常に求められます。
また、技術革新が目まぐるしいので、新しい技術トレンドに興味を持って食らいついていかないと時代に取り残されてしまいます。
もちろん基礎知識は必要にはなりますが、こういった適性があるとスムーズに実務にも取り組めるのではないでしょうか。
個人的には、無償で分け与える慈悲の心やみんなで良くなっていこうという心意気はITエンジニア界隈独特の文化のように思いますね。
その一方で、受け身な姿勢だったり学習意欲が低かったり問題意識を持たなかったりする人は、ITエンジニアとしてやっていくのは厳しいでしょう。
目の前の課題を解決するには自発的に行動しなければいけませんし、学習意欲がなければ時代に取り残されますし、問題意識がないと自己研鑽できません。
ITエンジニアはわからない部分を自分で調べて自分で解決しなければいけませんし、それが仕事でもあります。
一部の天才を除いては常に勉強し続ける必要があるし技術革新も目まぐるしいから、学習意欲が低いのも致命的かもしれないなぁ・・
たしかに。学び続けることがしんどいと感じるならば、ITエンジニアになるのは向いていないかもしれないですね・・
エンジニアリングへのモチベーションがすべて
今までお伝えしたように地味で大変なところもあるけれど、でもなぜ僕はITエンジニアを続けているんだろうか・・と考えてみました。
それは、エンジニアリングに対するモチベーション=楽しいと感じられるから、というのが僕の結論です。
おぉ!シンプルイズベストって感じだな・・
もし、エンジニアリングに触れている時間を純粋に楽しいと感じられるのであれば、いくらタイパが最悪とはいってもそれは天職であると言って良いでしょう。
エンジニアリング自体を純粋に好きであるというモチベーションさえあれば、ITエンジニアの仕事への適性は高いですし良いパフォーマンスを出せる可能性があります。
本記事を読んで自分はITエンジニアに向いているかもしれない!と思うのであればぜひ、未経験であれITエンジニアに挑戦してほしいと思います。
未経験からITエンジニアになりたいと考えた時に・・
- どんな職種があるんだろう?向いているんだろう?
- どんなことを準備すればいいんだろう?
- どういった会社があるんだろう?
など、考えたり調べるたりするが多すぎてひとりではなかなかスムーズに進めることができません。
そんな時はJACリクルートメントなどの転職エージェントの力を借りて効率的に進めましょう!
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それでもITエンジニアになりたい人へ
先述したように収入もそこそこで働き方も選択できて今人気のITエンジニアですが、実際は
- 地道な作業や調査をすることが多かったり
- ルーティン業務をひたすら長時間こなしたり
- 自分解決能力がないと作業が進まなかったり
- 常に学び続けないと時代に置いていかれたり
- コミュニケーション能力も何気に必要だったり
など、なかなか大変な部分も多い仕事であることがわかりました。
でも、それでもITエンジニアに俺(私)はなりたい!!
そう考えている人に向けて、未経験からITエンジニアになりたい人へのアドバイスをいくつかまとめました。
未経験からITエンジニアになる人へのアドバイス
- トライアルアンドエラーで失敗を恐れない
- 少しずつでも毎日継続する
- 気分転換できるサードプレイスを見つける
- 自分に合った環境で働く(転職・独立など)
小さい時に補助輪なしの自転車に乗れるようになった時、何度も転びながら練習した人も多いのではないでしょうか。
でもなぜか大人になると、失敗すること=悪と考えてしまう人が少なくありません。
失敗は経験とも言い換えることができるので、何もしないよりも失敗して経験を積んでいく方がどんどんできることは増えていきます。
他人の目が気になる気持ちはわかりますが、どうか自分のためにも、失敗を恐れることなくどんどん失敗して経験を積んでステップアップしていきましょう。
案外他人は自分に興味がないものだし、仮に言われることがあってもそんな奴は気にするだけ損だからスルーして大丈夫。
また、やらなければいけないと思っても、苦手だったり気が進まなくてサボってしまう気持ちはわかります。
しかし、僕の経験でも手を動かすうちにだんだんやる気になってくることがあるので、少しでもいいので毎日続けることが大事です。
ITエンジニア職だけではないですが、仕事と家の往復だけでは気分転換はできないですし、人との出会いも広がらず寂しいものになってしまいます。
そうならないためにも、家でも会社でもないサードプレイスを作ってみましょう!
僕はバーやスナックに一人で飲み歩くが趣味なのですが、そこでいろんな人と出会うことで得られるものも多いですね。
最後にひと昔前よりも、今は自分が探し求めれば自分に合った会社を探して働くことができる環境です。
どうしても今の環境が合わないようであれば、思い切って転職やフリーランスを検討するのも良いでしょう。
転職が頭によぎったら、JACリクルートメントなどの転職エージェントに相談するのがおすすめです。
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まとめ|ITエンジニアは大変だけどおすすめ
これまで、ITエンジニア職のメリット・デメリットや実情、しんどい時の処方箋、ITエンジニアに向いている人・向いていない人、それでもITエンジニアになりたい人へのアドバイスをお伝えしました。
- 需要が高く雇用が安定している
- 柔軟な働き方ができる
- 常に新しいことを学び続けられる
- 常に新しい知識やスキルの習得が求められる
- 身体的な問題が起こりやすい
- わからないことは自己解決しなければいけない
一見待遇面もそこそこで華やかなイメージのあるITエンジニアですが、常に空いている時間は自己研鑽を積まないとついていけないので実はタイパは良くありません。
それでも、エンジニアリングに対するモチベーション=楽しいと感じられるから続けられている、というのが僕の結論です。
- 問題を解決する能力が高い人
- 学習意欲が高い人
- コミュニケーション能力に優れている人
このような適性があればITエンジニアになる素質があると思うので、先述したようなことが苦にならないようであれば以下のアドバイスを参考にしてチャレンジしてみてください。
未経験からITエンジニアになる人へのアドバイス
- トライアルアンドエラーで失敗を恐れない
- 少しずつでも毎日継続する
- 自分に合った環境で働く(転職・独立など)
自分はITエンジニアに向いているのか?など、いつまでもひとりで悩んでいては良いアイデアは浮かんできません。
そんな時はJACリクルートメントなどの転職エージェントに相談するのがおすすめです!
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