なぜ未経験でITエンジニアになるのは難しいのかウリの実体験から解説

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なぜ未経験でITエンジニアになるのは難しいのかウリの実体験から解説

ITエンジニアには興味があるけど、未経験だと厳しいのかな?

給与は上がっているものの物価上昇に追いつかず、実質の手取りは減りつつある昨今で

ITエンジニアは人手不足だし手取りもいいらしい。未経験からでもITエンジニアになれるのかな?

このように思っている方は結構多いのではないでしょうか。

また一般的に、未経験からITエンジニアになるのは難しい、簡単でなことではないと言われていますが、実際のところはどうなのでしょう。

この記事では、未経験でITエンジニアになれるかや想定されるハードル、なるための具体的な方法や注意点について詳しく説明します。

未経験からITエンジニアになりたい、もしくは興味がある方はぜひ参考にしてくださいね。

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ITエンジニアとして働くには?

ITエンジニアとして働くには?

まずは未経験からITエンジニアとして働く場合の流れについて、新卒と既卒(中途)のパターンに分けてそれぞれ解説します。

新卒採用の場合

まずは、新卒採用の場合を見ていきましょう。

スキルの習得

新卒でITエンジニアを目指す場合は、高校や大学もしくは専門学校などで何らかのITエンジニアリングを学ぶカタチになることが多いです。

大学で情報系を専攻している場合は、授業でプログラミングなどの技術的なものを学ぶことになるでしょう。

では、情報系以外の学科の場合については以下のようなもので学習します。

独学

スクールなど

  • プログラミングスクール(など)

今はオンラインで学習できるコンテンツが増えているのはとってもありがたいね。YouTubeなどの無料コンテンツでも基礎知識は学べるし。

上記オンライン教材の概要については僕の別ブログで詳細を書いているので、興味のある方はご確認ください。

就職活動

ITエンジニア職としての採用を行っている企業の場合、インターン経験の有無が選考に影響することが少なくありません。

僕のいた会社や周囲を見てみても、今をときめくレベルの高い会社ほどその傾向は強い印象です。

一般的には

  • 書類選考
  • 面接(1回〜3回)
  • 内定

といった流れで進みます。

ある程度有名な会社のインターンについては応募時に選考(かなり倍率高め)があるため、事前に対策をしておく必要があるでしょう。

会社によりけりな部分もありますが、ITエンジニア職のインターンを実施していなかったりITエンジニアとしてのスキル自体を確認しなかったりするケースもあります。

新卒採用の場合は中途と異なり、スキルがあれば最初から事業会社に入れる可能性は高いですが、その分ハードルもかなり高くなる傾向です。

年収に関してですが、会社によっては新卒年収が300万円台から1000万円と幅が広いです。

新卒の場合、大手やレベルの高い会社の場合ある程度インターンでいい人材の目星をつけているところは正直あると思うな。

中途採用の場合

次に、中途採用の場合について解説します。

スキルの習得

習得すべきスキルについては、基本的には新卒採用の時と同じになります。

ただし、新卒採用に臨む学生と比べて利用できる時間が圧倒的に少ないため、時間を効果的に使って学習する必要があるでしょう。

また、書籍での独学には時間がかかるため、可能であればメンターを探した方が効率的にスキルを身につけることができます。

職場だけでは自分に最適のメンターを見つけられないこともしばしばです。そんな時はこちらの記事を参考にしてください。

スキルを習得する際にお金に余裕があれば、などのプログラミングスクールに通うのも手段のひとつとしておすすめです。

転職活動

企業側が用意するITエンジニア職の募集をしている企業に応募して、採用試験を突破して内定をもらうのが基本的な流れとなります。

一般的には

  • 書類選考(履歴書、職務経歴書)
  • 一次面接(現場メンバー+リーダークラス)
  • 二次面接(マネージャークラス)
  • 最終面接(役員、もしくは社長)

といった感じです。

会社によっては書類選考もしくは一次面接の後に実技試験(コーディングテストなど)が入ることもあります。

それぞれの工程ではそれぞれどんなことに注意したり準備をしながら臨めばいいのかな?

各工程でどんなことを聞かれるのかや面接官が見るポイントなどについて詳細を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

採用する側も経験した僕の所感も含めて書いていますので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

未経験ITエンジニアは増えすぎなのか?

未経験からITエンジニアを目指すことの難しさについて話しをする前に気になることがあります。

巷ではしばしば

未経験エンジニアが増えすぎている・・

という声を耳にすることがあるのですが、この話は本当なのでしょうか?

そもそも市場として供給が需要を上回っているようなら、未経験というハンディを背負って戦うのはなかなか厳しそうだよな・・

DX人材、特にIT人材は依然として不足している

結論を先にお伝えすると、以前としてITエンジニアは不足は深刻な状態です。

JISA-DIが2023年に行った調査によると、2023年の9月時点で従業員の充足感について「不足」と答えたのが71.7%で、いまだに人手不足に悩まされていることがわかります。

雇用判断 従業員の充足感のグラフ
出典:JISA-DI調査(2023年)「情報サービス業 売上の将来見通し/雇用判断」

あら?IT界隈はまだめちゃくちゃ人手が足りないのね。

また、経済産業省のDXレポートによるとDX化の課題が解決できない場合、2025年以降で最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性(いわゆる2025年の崖)も深刻です。

このように、未経験のITエンジニアが増えすぎて飽和状態になっていると思いきや実はその逆で、依然としてITエンジニア不足に悩む企業の実態がわかりました。

とはいうものの、未経験で何も準備をしないままやカンタンに転職できるほど甘いものではありません。

では実際に、なぜ未経験でITエンジニアになるのは難しいのか、次ではその理由について解説します。

未経験でITエンジニアになるのが難しい理由

未経験でITエンジニアになるのが難しい理由

いまだに人手不足と言われているIT界隈ではありますが、未経験でITエンジニアになるのはカンタンなことではありません。

僕が感じる、その理由のおもなものについていくつかまとめてみました。

書類選考のハードルが高い

新卒採用については実務経験はインターン経験の有無になります。

大手やある程度のレベルの会社になると実質インターンは必須となりますが、インターンを受けていなくてもポテンシャルで採用されるケースも少なくありません。

中途採用の場合については、今までのキャリアで実務経験が判断されることになるでしょう。

この場合は基本的に実務経験があること前提の選考となるため、他業種からのキャリアチェンジの場合については書類選考の時点で不合格となるケースが多いです。

有能な若手をインターンの段階で目をつけるくらいなので、そのレベルの会社で実務経験がないというのはなかなか厳しいよなぁ。

求められる技術力のレベルが高い

インターネットの普及により、以前と比べてITに関するエンジニアリングの学習はしやすくなっています。

ひと昔前までは、長年かけて組織の中で教育を受けた上でようやく上司や先輩から教えてもらうような情報でも、今ではネットですぐに手に入れること可能です。

僕の感覚で言うと、同じ世代である40代ITエンジニアが社会人3年目くらいで身に付けた内容は、現在では学生の段階ですでに学んでいるくらいの大きな違いです。

つまり、人に教えてもらわずともできる知識やスキルのインプットはひと通りできている前提から始まるため

未経験だからスキルがない(低い)

がそもそも通じないレベルでの話になっているのがわかります。

ここのレベルで戦っていくのはノープランだとかなり厳しいな。

年齢が高くなるにつれ採用されにくい

また、採用年齢が上がるほど難易度が上がると言う現実があります。

30代前半くらいまでの比較的に若い場合は、体力もあるし知識も吸収しやすいので成長を期待できるでしょう。

企業は長く貢献してほしいと考えるので、たとえば同じ未経験でも

  • 若くてポテンシャルのある20代中盤
  • 成熟期を迎えた40代

の2人がいて比べた場合、できれば自社で末長く働いてほしいと考えるので、どうしても若い世代の方が重宝されるのは仕方がないでしょう。

では未経験からITエンジニアとして転職するためには、どうすればいいのでしょうか。

そのためには、いろいろと事前に準備を進める必要があります。

次からは、その具体的な方法について解説しますので一緒に見ていきましょう。

未経験からITエンジニアとして中途入社するには?

未経験からITエンジニアとして中途入社するには?

実務経験がなく未経験からITエンジニアになる場合はどうしても不利になりがちですが、以下の点を入念に準備しておけば採用される可能性は大いにあります。

その内容を以下にまとめましたので、それぞれ解説していきます。

最低限のスキル・知識があること

ほか業種からITエンジニアを目指してプログラミングを勉強する人は多いですが、実際にはほぼ戦力にならないレベルでしか学習できていないケースが多いです。

たしかに自分だけでできる気になっているかもしれない。なんだか急に不安になってきたよ、どうしよう・・

大丈夫です、おすすめの方法をご紹介します。

そんな方たちには、以下の点を意識して学習すると良いでしょう。

企業が行う新卒研修レベルのスキルを持っていること

  • IT企業などが新卒研修の資料を公開しているので参考にする

一般的なプログラミングスクール、教材の最終課題を自身の力で実装できること

  • GitHubに公開しているリポジトリは一般的には信用されない
    あくまで自身で理解していてかつ、実装できる能力だけが評価対象となる

自身が得意(興味がある)分野については常に最新の情報をインプットしている

  • XなどのSNSでの情報発信、QiitaやZennなどの技術ブログでのインプット

IT企業が新卒研修の資料を公開している具体例ですが、オンラインコンテンツのZEN Studyがまさにそれです。

ZEN Studyの詳細についてはこちらの記事でも紹介していますので、興味がある方はご覧ください。

また、ITエンジニアにとってXなどのSNSや技術ブログによる情報発信にはメリットがたくさんあります。

Xの活用について詳細をもっと知りたい方についてはこちらの記事をチェックしてください。

コミュニケーション力、ロジカルに考える力を鍛える

ITエンジニアに限った話ではないが、社会人として仕事をする上で論理的思考力やコミュニケーション力はなくてはならないものです。

職務経歴書の文面や面接の受け答えで判断されることも多いため、日頃から論理的に考えかつ相手に伝える訓練はしておいた方が良いでしょう。

発信力や論理的思考力を鍛える上でも、技術ブログはおすすめです。

技術ブログのメリットや具体的な始め方について詳細を知りたい方はこちらをご確認ください。

未経験からITエンジニアになるためにやることがわかったところで、次では実際に未経験枠の採用があった際に知っておくべき事実や注意すべきことについて解説します。

Xでの投稿や技術ブログでの発信はITエンジニアになるのに必要な能力を効率よく高められそうだ。早速始めてみようかな。

未経験枠もあるが知っておきたい事実や注意点

未経験枠もあるが知っておきたい事実や注意点

企業側で未経験の採用枠を設けている場合があり、ほか業種からのキャリアチェンジの場合については基本的には未経験枠を狙うことになります。

しかし、未経験枠には落とし穴もあるので注意が必要です。

僕が会社で働いていた時に見てきたその「未経験枠の落とし穴」の事例についていくつかご紹介します。

ウリのまなざし 〜未経験枠の落とし穴〜

未経験の採用枠は基本的に即戦力にはならないので、企業としても育成コストがかかるためリスクを抱えることになります。

そのため、給与は低めな傾向があり現職から100万円〜200万円程度は下がる覚悟を持つべきです。

また、新卒採用と違って入社後に丁寧に教えてもらえることはほとんどありません。

わからないことは自身で調べたり、わかる人にその都度教えてもらったりする必要が出てきます。

たとえOJT的な扱いだとしても、その都度質問をしていると現実的には仕事にならないため最低限のレベルのスキルは必要になってくるでしょう。

僕、個人の意見としては、一般的なIT企業が内定者に向けて行う研修レベルは必須だと考えます。

多くのIT企業では新卒研修に利用している資料が公開されているので、それらを参考にするのが良いでしょう。

ZEN StudyはKADOKAWAの完全子会社であるドワンゴの新卒社員を教育するための教材を一部流用しているのでおすすめです。

悪質な会社に注意!

特にSESに多いのですが、会社の募集要項に「未経験でもOK」と謳っている会社には注意した方が良いです。

採用においてあまりハードルがない会社は、言い換えれば誰でも入社できてすぐに辞めていく流れができている可能性が高いので気をつけましょう。

そのほか「未経験でもOK」な時における要注意ポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

  • 面接が1回のみ
    (少なくとも3回以上は面接をする ※例外あり
  • 適性検査の実施がない
    (最近の適性検査の精度は高くて適性検査でNGになるケースも多い。採用に力を入れている会社はほぼ例外なく適性検査サービスを導入している)
  • 面接時に技術面について込み入った議論にならない
    (ITエンジニア職の採用選考にエンジニアリングの話題が出ないことはまずありえない)
  • その会社で働いているエンジニアの情報発信をネット上で見かけない
    (まともな会社ならSNSやブログで技術記事を公開している)

知り合いが採用面接の時にエンジニア職なのに技術的なことを一切聞かれず嫌な予感がして断ったら、実はブラック企業ってことあったな。

まずは今の市場価値を客観的に判断してもらう

まずは今の市場価値を客観的に判断してもらう

未経験からのITエンジニアへの転職についてハードルが高いことについて触れてきました。

とはいえ、現状の自分自身のレベルが実際にITエンジニア転職できるかどうかの判断を自ら行うことはカンタンなことではありません。

そこでおすすめなのが、まずはJACリクルートメントなどの転職エージェントに登録して転職活動をする上での土台に乗っているか判断をしてもらうことです。

JACリクルートメントの口コミや評価について詳細を知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

JACリクルートメントのような転職エージェントを活用することで

  • キャリア診断
  • プログラミングスクールとの連携による教育支援
  • 転職先の紹介や面接対策などのサポート

を受けられます。

無料で利用できますし、転職を決めていなくても相談できるのが最大のメリットです。

転職ありきでなくても利用できるのは使いやすい。無料で利用できるならとりあえず登録してみようかな。

まとめ|未経験からITエンジニアになるには戦略が必要

これまで未経験からITエンジニアになることが難しい理由や転職するための方法、その際に知っておきたい事実や注意点について解説してきました。

未経験からITエンジニアになるのが難しい理由としては

などの要因があります。

この状況を踏まえた上で取るべき対策としては

などがあります。

企業側で未経験の採用枠を設けているところもあるのですが、「落とし穴」もあるので採用のハードルがさほど高くないような時こそ慎重に話を進めるのが賢明です。

また、何から始めるか迷っている方は、まずは戦略立ての第一歩として転職市場における現状のレベルを客観的に判断してもらうことが良いでしょう。

そのためには、JACリクルートメントなどの転職エージェントに登録してサポートを受けながら進めていくと効率良く進められるのでおすすめです。

僕がJACリクルートメントを使った所感やメリットなどもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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