マーケターからITエンジニアに転身は有利?|ケース別転職戦略を解説

【PR】この記事には広告を含む場合があります。
マーケターからITエンジニアに転身は有利?|ケース別転職戦略を解説

マーケターからITエンジニアへの転身ってどうなんだろう?

マーケターとして日々仕事をしていると

  • 市場ニーズの把握やターゲット調査
  • 商品コンセプトや企画設計
  • 販売補法の考案
  • 広告運用やSEO対策

などさまざまな能力が求められますし、また同時に身に付いていきます。

未経験でITエンジニアを目指す方の中には現状いろいろな職種についているかと思いますが、今までの経験を捨てて1からITエンジニアになるのはハードルが高くあまりオススメしません。

それよりも、今までの経験を活かして少しずつITエンジニア職にシフトしていくのが良いでしょう。

現在従事している職種によって、ITエンジニアに転職するための戦略はさまざまです。

この記事では、現職でマーケティング職の方を対象にこれからITエンジニアを目指す上での選択肢や学ぶべきこと、注意点などについて解説します。

マーケターからITエンジニアへのキャリアチェンジを考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事でいうマーケターとは、デジタルマーケティングを含めたマーケティング職全般を指しますのでご了承ください。

ノープランで突っ込むのではなく、事前準備をしっかりして計画的に進めていくことは転職においても必須です。

転職活動は自己分析や企業研究など、ひとりで考えて悩んでしまうことは少なくありません。

そんな時はJACリクルートメントなどの転職エージェントを利用するのがおすすめです。

JACリクルートメントを使ってみた所感や評価について詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。

クリックすると飛べる目次

マーケターはITエンジニアに向いている?

マーケターはITエンジニアに向いている?

結論を先にお伝えすると、マーケティング職として働いている方はITエンジニア職へのキャリアチェンジに非常に向いているし相性が良いです。

マーケターがITエンジニアへの転身に向いている理由としては

  • ユーザー目線に立つ習慣がある
  • 一般的な職種に比べてITリテラシーが高い

などが挙げられます。

マーケターはさまざまなマーケティング施策を通して、特にto Cビジネスにおいては具体的な施策の企画や実施、その効果測定など、ユーザー側の気持ちになって考える習慣があります。

ものやサービスを世の中に認知して利用してもらおうとする時、作り手とは違う利用者としての目線を同時に持てるのは強いよな。

また、マーケターはいろいろなマーケティングツールや最新のSaaSサービスなどのテクノロジーに触れている機会が多いため、一般的な職種と比べてもITリテラシーが高いです。

加えて、データ活用に関するリテラシーも高いため、昨今は特に組織で重要視されている組織内でのデータ活用推進を実行していく上でも需要は高いでしょう。

特にアドテクノロジー関連は一般的なテクノロジーと比べても非常に奥が深く、理解するのが難しいです。

そのため、オペレーションを含めITエンジニアリングの観点で理解することにより、ITエンジニアに転職した後も幅広い選択しを持つことが可能となります。

実務とエンジニアリングの観点、なおかつユーザー目線を併せ持って業務に取り組めるITエンジニアは意外と少ないです。

ここまでマーケターがITエンジニアに向いている理由をお伝えしましたが、マーケターとしてプログラミングを学ぶメリットもたくさんあるので補足します。

マーケターがプログラミングを学ぶメリット

  • 業務効率化できて時間が作れる
  • 現場のITエンジニアとコミュニケーションが円滑に取れる
  • 高度なデータ分析ができる(SQL、Python、GASなど)

マーケターとしての市場価値が高まる

マーケターはさまざまな調査や分析を行うために膨大なデータを扱うので、人力で対応するのは結構大変です。

しかし、膨大な情報でもプログラミング(RAPやマクロ)使えば一瞬で片付けることができので、業務効率化が図れて時間を有効に使えます。

また、オペレーションなどの実務やエンジニアリングの概要でも理解しておくことで、現場のITエンジニアと円滑にコミュニケーションを図れるのは大きな強みです。

加えてデータ分析もできるとなれば差別化もできますし、それらの結果としてマーケターとしても市場価値が高まるというワケです。

単純に考えても自分のアイデアをデータや数値を用いて自ら立証(裏付け)できるのは強みだよな。

マーケターがITエンジニアに向いている、相性が良いことがわかったところで、次ではマーケティングを行う上で利用するツールや仕組みについて解説します。

マーケターの強みをより生かすには、マーケティングでよく利用するツールや仕組みについても理解しておく必要があります。

では、一緒にその詳細を見ていきましょう。

よく使うツールや仕組みを理解しよう!

よく使うツールや仕組みを理解しよう!

マーケターがよく使うツールとして、以下のようなものがあります。

などがあり、マーケターが業務を行う上では上記のようなサービスを利用することが多いです。

もしITエンジニアへのキャリアチェンジを考えているのであれば、このようなサービスについてより深い理解、特にエンジニアリング視点での理解があるとより転職も有利に進められます。

たとえば、Salesforce(Marketing Cloud、Account Engagement)の場合、どのようなデータを活用してどんな施策を実行しているかという表面的な理解だけでなく

  • そのデータソースが何か
  • どのような仕組みでデータ基盤に連携され
  • どのような変換処理が行われて施策(メール配信など)が動いているのか

などまで理解することが重要になるでしょう。

仕組みまで知った上で、裏側で何を使ってどんな処理をしているのかまで理解するのが大事なんだね。

また、上記のようなサービスを利用していて不具合があった時に問い合わせるだけでなく

  • 何が原因となっているのか
  • ITエンジニア側はどのような対応をしているのか

などを意識して見ていくことでキャリアアップなど将来のキャリアにも役立つので、視野を広く持って業務に取り組むと良いでしょう。

また、ツールに加えてマーケターとして仕事を進めていく上で知っておいた方がいいプログラミング言語+αがいくつかあります。

次から詳細を解説しますので、一緒に見ていきましょう。

マーケターが覚えたいプログラミング言語+α

マーケターとして知っておくといいプログラミング言語+αについて、おすすめなものをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

HTML/CSS

厳密に言うとプログラミング言語ではないのですが、マーケターにとっては非常に重要なスキルと言っても過言ではないでしょう。

HTML/CSSはWebページの根幹を成す言語であり、デジタルマーケティングの世界で大きな武器となります。

Webサイトの構造を理解することでSEO対策の状況を的確に把握できるようになりますし、WordPressと組み合わせて学ぶとさらに理解が深まるでしょう。

Web広告の埋め込みやアフィリエイトリンクの設置など実務で活用するシーンも多岐にわたりますし、ITエンジニアとのコミュニケーションにも役立ち、サイトの細かな調整や改善提案ができるようになります。

HTML/CSSを理解して少しでも自分で触れるようにしておくと、かなり効率的に仕事を進められるよな。それに提案もしやすくなる。

SQL

データ分析を行うマーケターにとって、SQLは今や必須のスキルと言っても過言ではありません。

大量のデータから必要な情報を瞬時に抽出して整形することができる言語で、最近ではGA4BigQueryの連携により、中小企業でもビッグデータを活用できるようになりました。

Googleアナリティクスで取得したデータをより深く詳細に分析したい方にとって最適な言語で、社内データと外部データを結びつけることも可能でデータ分析の幅を大きく広げることができます。

他のプログラミング言語と比べても比較的習得が容易な言語であり、マーケターにとっては強力な武器となるでしょう。

ウリのまなざし 〜SQLを学ぼう!〜

特にデータベースを操作する上では必要な言語で、おもにテーブル内の情報を取得する時に利用します。

マーケターだとGoogle CloudのDWHサービスであるBigQueryに触れる機会が多いと思うので、BigQuery上のテーブルから必要なデータを自分で抽出できるレベルになっておくと良いでしょう。

専門書を1冊読んで基礎知識を取得し、BigQuery上のテーブルから必要なデータを自分で抽出できるくらいのスキルを備えておきたいですね。

Javascript

Web解析においてJavascriptは欠かせない言語となっており、データ解析ツールのカスタマイズやCookieデータの保存などマーケティング活動に直接役立つ機能が豊富です。

GoogleアナリティクスのカスタマイズやGoogleタグマネージャー(GTM)でのデータレイヤー理解にも大きく貢献します。

また、Google Apps Script(GAS)との文法の類似性もあり作業の効率化にも役立ちますし、データ計測の仕組みを深く理解することでより精度の高いマーケティング戦略を立案できるようになるでしょう。

デジタルマーケティングの現場では、Javascriptスキルが大きな武器となります。

Python

データ分析と可視化に特化したPythonはマーケターにとって非常に強力な言語で、スクレイピングによる大量データの収集やAPIを活用した情報収集が可能です。

また、豊富なデータ分析・統計ライブラリにより複雑な分析も比較的簡単に実行できます。

実際に多くのWeb マーケティングの求人で、Pythonのスキルが求められているのも事実です。

データは現代のマーケティングにおいて最も重要な資産のひとつなので、Pythonを習得することでデータに基づいた戦略立案が可能になり競合他社との差別化を図ることができるでしょう。

たしかにITエンジニアの求人情報を見ていると、Pythonのスキルを欲しているものが多い印象だよね。

マーケターとしてよく使うツールや仕組み、プログラミング言語+αを理解した上で、実際にマーケターからITエンジニアを目指す際にどんな選択肢があるのかを見ていきましょう。

キャッチアップしておきたいサービス

キャッチアップしておくと良いサービス

マーケターからキャリアチェンジをする上で、実務的に触れられるエンジニアリングスキルを身につける過程で以下のサービスに触れておくことがおすすめです。

TROCCO/Fivetran

システム/サービス間でデータ連携を行う際に利用するSaaSサービスで、最近のサービスはSQLが書ければ誰でも使えるくらい簡単な仕組みが多いです。

データエンジニアやアナリティクスエンジニアになる上で、このようなSaaSサービスを使うことができれば、技術面で不足している点を補うことができます。

TROCCOFivetranなどはデータパイプラインの構築を可能にするクラウドサービスで、関連データを連携させて複合要因の分析を可能にします。

マーケターがITエンジニアを目指す際の選択肢

マーケターがITエンジニアを目指す際の選択肢

マーケターがITエンジニアを目指す上で、比較的ハードルが低いと思われる選択肢は以下の通りです。

データエンジニア

現職においてマーケターとしてSalesforceKARTEHubSpotなどを利用してCRMやMAに関係する業務を行っている場合、実際にマーケターは

  • どのような観点で
  • どのような施策を実施するのか
  • そのためにどのような仕組みが必要なのか

などを理解しているため、それを支えるためのデータ基盤構築や運用に関わるというのが選択肢のひとつです。

アナリティクスエンジニア

データ基盤運用において、どちらかというとユーザーよりのデータマート構築や運用に関わるのがアナリティクスエンジニアです。

組織によってはデータエンジニアが兼務していることが多く、データエンジニアと同様に

  • 現在の業務で誰がどのようなデータを使っているのか
  • 今後どのような仕組みを作っていくと組織としてよりデータ活用の推進につながるのか

などかなり具体的なイメージがわくため、こちらも選択肢のひとつとして上がってきます。

フロントエンドエンジニア

GoogleアナリティクスGoogleタグマネージャーKARTEの施策設計などを経験したことがある人などは、WebのUI/UXに関する知見をフロントエンドエンジニアとしてのキャリアに活かすこともできます。

マーケターと親和性の高いITエンジニア職って結構あるんだな。

業種はどうするか

マーケターとしての実務経験がある方が上記のようなデータエンジニアやアナリティクスエンジニアを目指す場合、事業会社でのポジションを目指す方がパフォーマンスが出しやすいです。

へーっ。SIerやITコンサルタント、広告エージェンシーといったクライアントワークよりもそっちの方がいいんだな。なんでだろう?

なぜなら、データ周りの基盤作りやマーケ施策へのつなぎ込みについては、事業会社内での仕事の方がスピード感も柔軟性も高くて自身の専門分野以外についても幅広く関われる可能性があるからです。

マーケターとして施策の策定から実施、さらには効果測定を行ったという経験があれば、未経験で1からITエンジニア職を目指すよりは遥かにハードルが低くなるでしょう。

ここまでやっていると、ITエンジニアとして採用される際にも見え方がいい意味で大分違うと思いますね(面接官をした経験より)。

まずは社内でのキャリアチェンジ、無理なら転職

まずは社内でのキャリアチェンジ、無理なら転職

どのようにキャリアチェンジをするかについてはすでに別記事で触れたように、まずは現職の中で異動することをオススメします。

しかし、マーケターからITエンジニアへのキャリアチェンジにおいては、現職でのマーケターとしての知見が評価されることもあるので転職することも選択肢のひとつになります。

その際はいきなりITエンジニア職になるというよりは、現職でのマーケターとしての仕事と新しいITエンジニアとしての仕事を兼務するようなカタチで働けないか相談してみるのが良いでしょう。

マーケターの仕事とITエンジニア職を兼務できるような会社を自力で探すのは、なかなか簡単なことではありません。

そんな時に転職活動を効率よく進めるには、JACリクルートメントなどの転職エージェントを活用するのがおすすめです。

JACリクルートメントの評価や僕が使った所感について詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。

また、自分で興味のある会社に応募したりスカウトを受けたり多くの企業と出会いたい場合は、で探すのも良いでしょう。

まとめ|マーケターからITエンジニアへの転身は有利!

これまで、マーケターからITエンジニアへの転身が有利である理由やマーケターがプログラミングを学ぶメリット、キャッチアップしたい技術やサービスなどについて解説しました。

マーケターとしての知識があると

  • 業務効率化できて時間が作れる
  • 現場のITエンジニアとコミュニケーションが円滑に取れる
  • 高度なデータ分析ができる(SQL、Python、GASなど)

マーケターとしての市場価値が高まる

といったメリットもありますし、この素養はITエンジニアにチャリアチェンジする上でとても親和性が高いです。

その際にキャッチアップしておくと良い技術やサービスとしては

TROCCO/Fivetran
SQL

などがあります。

TROCCO/Fivetranはデータエンジニアやアナリティクスエンジニアになる上で、このようなSaaSサービスを使うことができれば、技術面で不足している点を補うことができます。

また、SQLはマーケターだとGoogle CloudのDWHサービスであるBigQueryに触れる機会が多いので、BigQuery上のテーブルから必要なデータを自分で抽出できるくらいのレベルになっておくと良いでしょう。

具体的なキャリアチェンジの方法ですが、まずは現職の中で異動することをオススメします。

しかし、マーケターからITエンジニアへのキャリアチェンジは現職でのマーケターとしての知見が評価されることもあるので転職するのもアリです。

マーケターの仕事をしながらITエンジニア職もできるような会社をひとり探すのは、なかなか容易なことではありません。

そんな時に転職活動をスムーズに進めるには、JACリクルートメントなどの転職エージェントを活用するのがおすすめです。

JACリクルートメントの評価や僕が使った所感について詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。

自分で興味のある会社に応募したりスカウトを受けたり多くの企業と出会いたい場合は、で探すのも良いでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
クリックすると飛べる目次