

未経験から短期間で習得できるITスキルって何かあるかな?
技術革新も目まぐるしくさまざまなプログラミング言語やサービスがたくさんある中で、まずは何を勉強すればいいのかと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
2023年にProgateが実施した「現役ITエンジニアとITエンジニア志望者のITエンジニア実務に対するイメージ調査」によると、現役ITエンジニアが「ITエンジニアとして活用しているスキル」としては
- コーディング:65.7%
- コミュニケーション能力:56.3%
- ドキュメントを読み書きする力:55.9%
などという結果でした。
ITエンジニアが身に付ける技術やスキルは、一般的には時間をかけて学んでからアウトプットするのを繰り返して自分のものにすることが多いです。
ただその一方で、基本的なことでも知っておくことですぐに実務で利用可能で、なおかつ応用が効く技術スキルもたくさんあります。
この記事では、僕の経験を踏まえた上で短期間でキャッチアップしやすい、コスパの高いITスキルについてやその習得方法、挫折しないためのコツなどについて解説します。



ぜひ、ITスキルを学習する際の参考にしてくださいね。
未経験からITエンジニアになるには超実践型で学べる
1,000時間のカリキュラムを通して現場で必要なスキルを身につけられるので、しっかりと時間をかけてたしかなエンジニアスキルを身に付けたい方はぜひ、下記よりご確認ください。
\ Web系企業就職率94%、受講生満足度92% ※/
※1:RUNTEQ受講生のうち所定の学習を履行された方およびRUNTEQ Agent経由で転職活動を履行された方に関する就職率(2023年1月〜2023年6月のRUNTEQ統計より)※2:2023年8~9月に現役受講生を対象としたアンケート結果より
短期間で身に付くコスパの高いITスキルとは?
結論を先にお伝えしますと、僕が『短期間で身に付くコスパの高いITスキル』としてぜひともおすすめしたいのはこちらです。
これらのスキルは非常に奥が深いものなので、本当に極めるとするととても時間がかかるものではあります。
しかしその一方で、基本を押さえてしまえば実務ですぐに利用することもできるため、大変コスパの良い技術だとも言えるでしょう。



今からこれら4つのITスキルについて、それぞれ詳細について解説するので一緒に見ていきましょう。
おすすめITスキルその1:シェルスクリプト
シェルスクリプトとは、UNIXやLinuxなどのシェル(コマンドライン)で実行できる命令を記述したテキストファイルのことです。
また、シェルスクリプトは複数のコマンドを自動的に実行したり条件分岐や繰り返し処理を行ったりすることができます。
インフラエンジニアはもちろん、それ以外のITエンジニアでもLinux環境でコマンドを実行することは多いため、簡単なシェルスクリプトの書き方を学んでおくことで業務がスムーズに進みます。
特に、押さえておいた方が良いこととしましては
- 変数の使い方
- 条件分岐 (if文)
- ループ処理 (for, while)
- コマンドライン引数の扱い方
- 関数の定義と使用方法
などがありますが、他のプログラミング言語を学習している人であれば特に難しく思うことはないです。
シェルスクリプトの勉強方法については、書籍やオンラインコンテンツなどを使うことで1週間もあれば基本的なレベルは習得できるでしょう。



シェルスクリプトを使うことでアプリケーションの起動や停止を自動化できるし、データの抽出が1回でできたりするから便利だよな。
おすすめITスキルその2:SQL
SQLとは(Structured Query Language)は、データベースを操作するための標準的な問い合わせ言語です。
またSQLはデータの追加や検索、更新、削除などの操作を行うことができるので、多くの企業でデータ管理に使用されています。
Web系のITエンジニアでもRDBMSを利用する場合はSQLの知識は必須であり、また昨今ではBigQueryやSnowflakeなどのDWHサービスも広く普及しています。
加えて、特定の目的でのデータ分析や抽出作業をする際には必ずSQLを書く必要があるので、ITエンジニアではなくてもSELECT文くらいは書けるようになっておきたいですね。
基本を学ぶためのおすすめの方法
- データの挿入 (INSERT)
- データの更新 (UPDATE)
- データの削除 (DELETE)
- テーブルの作成 (CREATE TABLE)
- テーブルの結合 (JOIN)
ローカル環境にPostgreSQLやMySQL、SQLiteなどをインストールしてみるのでも良いのですが、Googleのアカウントがある人はBigQueryを使うカタチでもOKです。
また、最近ではSQLの実行環境だけを提供している仕組みもあるのでそれらで学習するのでも問題ありません。



SQLは自己完結性があり効率的なデータ操作ができます。また、多様なRDBMSを扱えて将来性も高く需要も高いので今注目されています。
おすすめITスキルその3:Git/GitHub
Gitはソースコードのバージョン管理システムで、プログラムの変更履歴を記録・管理できるツールで、またGitHubはGitのリポジトリをホスティングするウェブサービスで、チーム開発やコードの共有を容易にします。
操作自体はそこまで難しくはないため、Udemyのコンテンツなどで1週間もあれば基本は習得可能です。
しかし、チーム開発を行っていく中で状況によってはいろいろと問題が発生することがあり、その場で臨機応変に対応することが求められるため、実務内で理解を深めていく必要があります。
基本を学ぶためのおすすめの方法
- リポジトリ:プロジェクトのファイルとその変更履歴を保存する場所
- コミット:変更内容の記録
- ブランチ:開発の分岐
- マージ:ブランチの統合
- ローカルリポジトリの作成
git init
- ファイルの変更を記録
git add test.txt
git commit -m "first commit"
- GitHubのリポジトリにpush
git remote add origin [pushする対象のURL]
git push -u origin master
- リポジトリの作成と管理
- プルリクエスト(変更の提案と確認)
- イシュー(課題管理)
- フォークとクローン
- リポジトリの作成と管理
- プルリクエスト(変更の提案と確認)
- イシュー(課題管理)
- フォークとクローン
- ローカルでGitを使用して小さなプロジェクトを管理する
- GitHubでリポジトリを作成し、コードをプッシュする
- ブランチを使った機能開発の流れを体験する
- チームでの開発フローを理解する



Gitはプログラミングでソースコードを書いたりやWebデザインで変更履歴を確認したり、そのほかさまざまなシーンで使われているよな。
おすすめITスキルその4:Docker
Dockerは、アプリケーションとその実行環境を「コンテナ」というカタチで包括的にパッケージ化できるプラットフォームです。
開発環境と本番環境の差異を無くして「自分のPCでは動くのに本番環境で動かない」といったあるあるな問題を解決できます。
基本を学ぶためのおすすめの方法
- イメージ:アプリケーションと実行環境を含むテンプレート
- コンテナ:イメージから作成される実行環境
- Dockerfile:イメージのビルド手順を記述するファイル
- Docker Compose:複数コンテナの管理・実行ツール
- イメージの取得
docker pull nginx
- コンテナの作成と起動
docker run -d -p 80:80 nginx
- コンテナの確認
docker ps
- コンテナの停止
docker stop <コンテナID>
- コンテナの削除
docker rm <コンテナID>
Dockerfileの書き方は、FROM,RUN,CMDなどのインストラクションに引数を記述して作成をします。
- FROM
FROMのインストラクションはDockerfileの中でいちばん最初に記述されるべき命令で、新たに作成するDockerのイメージのベースとなります。
- RUN
RUNのインストラクションはDockerのイメージをビルト時にシェルコマンドを実行する命令です。これで、イメージにソフトウェアをインストールしたりセットアップの手順を実行できたりします。
- CMD
CMDのインストラクションはDockerコンテナが実行された際にデフォルトで実行するコマンドを定義するもので、CMDの指定方法にはexecとshell形式の2種類があります。
dockerfileの例(ファイル名はdockerfile)
FROM node:14
WORKDIR /app
COPY package*.json ./
RUN npm install
COPY . .
EXPOSE 3000
CMD ["npm", "start"]



Dockerコンテナを使えばどのコンピューターでも簡単にアプリケーションをデプロイできますし、管理しやすくスケーラビリティもあります。
ウリがおすすめするITスキルの学習方法
シェルスクリプトやSQL、Git/GitHub、Dockerの基本的な概要がわかったところで、こちらではこれらを学習する際に僕がおすすめする方法についていくつかご紹介します。
Webコンテンツで効率的に学習可能
上記のスキルは技術ブログなどでも詳しく説明しているものが多いですが、効率的に身に付けたいのであればUdemyなどのオンラインコンテンツを利用するのがオススメです。



Udemyは頻繁にセールを開催しています。平気で8〜9割安くなることもザラなので(大体2,000円以下)ぜひセールで購入してくださいね。
そのほかのUdemyコンテンツについて詳細をもっと知りたい方はこちらをご確認ください。
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ITスキルの勉強で挫折しないコツ
これまで書籍やWebコンテンツでの勉強方法をご紹介しましたが、それ以外にも僕がおすすめしたいのが
資格取得などの目標を立てる
ITスキルの学習を効果的に進めるためには、具体的な目標設定が重要なポイントです。
その中でも資格取得を目指すことは学習意欲を維持する優れた方法のひとつで、資格試験の出題範囲に沿って勉強することで必要な知識を順序立てて習得できます。
最初から難しすぎる資格に挑戦するのは避けて、まずは基礎的な資格から始めて徐々にステップアップしていく方法がおすすめです。
小さな成功体験を積み重ねることで、より高度な目標にも自信を持って取り組めるようになるでしょう。



資格取得が目的に置き換わると良くないけど、真剣に勉強に取り組むモチベーションのひとつとして利用するのには良いかも・・
一人で挫けそうな時な人に頼る
ITスキルの学習では、技術の進歩が速くてひとりですべてを理解するのが難しいことがあります。
そんな時は勇気を出して周りの人に助けを求めることが大切です。
たとえば、connpassなどのオンライン勉強会に参加すれば同じ目標を持つ仲間と出会えますし、互いに刺激し合いながら成長できます。
また、
人との関わりを通じて新しい視点や解決方法を見つけることで、学習のモチベーションを保てるでしょう。
ITスキルを基礎から身に付けるには、超実践型で学べる
1,000時間のカリキュラムを通して現場で必要なスキルを身につけられるので、しっかりと時間をかけてたしかなエンジニアスキルを身に付けたい方はぜひ、下記よりご確認ください。
\ Web系企業就職率94%、受講生満足度92% ※/
※1:RUNTEQ受講生のうち所定の学習を履行された方およびRUNTEQ Agent経由で転職活動を履行された方に関する就職率(2023年1月〜2023年6月のRUNTEQ統計より)※2:2023年8~9月に現役受講生を対象としたアンケート結果より



また、ITエンジニア界隈はXなどで情報交換を積極的に行なってコミュニティを作る傾向が強いので、そこで相談するのも良いでしょう。
まずは実際に手を動かす
いろいろお伝えしてきましたが、いちばんのITスキル習得方法は『実際に手を動かす』です。
そこでさらにイチオシなのが、わからないところを調べたり手を動かした内容について備忘録的に技術ブログやXで発信するのが良いでしょう。
ITエンジニアが技術ブログで発信するメリットやその具体的な始め方などについて詳細を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。



技術ブログにいきなり手を出すのは難しいかも・・まずはXでアカウントを作って引用ツイートや投稿をするところから始めようかな。
ちょっと裏技的なやり方2選
ここで少し変則ではありますが、場合によってはアリかな?と思う方法もあったので合わせてご紹介します。
- 研修が手厚い企業を見つける
- SESに入って実務経験を積む
2025年の壁問題もあって、中にはエンジニアを自社で育てようとする会社も一定数存在します。
こういった会社は資格取得にも熱心なので、未経験からITエンジニアになるために転職をする場合は候補のひとつに入れてもいいかもしれません。



転職の場合に資格取得に手厚いIT企業を探す場合は、JACリクルートメントのような転職エージェントを活用するのがおすすめです。
JACリクルートメントを使った所感や評価、口コミについて詳細を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


また、未経験でも転職できるハードルが低めため、さまざまな業界のプロジェクトに参加して実績を重ねるという意味でSESに入るものアリかもしれません。
ただ、その中には酷い会社も数多くあるので見極めが必要です。
ブラックなSESに入って後悔をすることがないためにも、JACリクルートメントような転職エージェントに相談するのが良いでしょう。
SIerやSESのイメージが悪い背景や、その一方で僕が大手SIerのグループ子会社への転職をおすすめする理由についてもっと知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
まとめ|実際に手を動かして身に付けよう!
これまで、未経験からITエンジニアになるために短期間で身に付くコスパの高いITスキル4選について、その概要や習得するためのコツについて解説しました。
ITスキルを身に付ける方法はいろいろあるのですが、Webコンテンツで効率的に学習することに加えて僕がおすすめしたいのは下記です。
この中でも、いちばんのITスキル習得方法は『実際に手を動かす』です。
そこでさらにイチオシなのが、わからないところを調べたり手を動かした内容について備忘録的に技術ブログやXで発信するのが良いでしょう。
技術ブログで発信するメリットや具体的な始め方などについてもっと知りたい方は、こちらをご覧ください。



基礎からしっかりと自分を追い込んで身に付けたい場合は
ITスキルを基礎を取得するには、超実践型で学べる
1,000時間のカリキュラムを通して現場で必要なスキルを身につけられるので、しっかりと時間をかけてたしかなエンジニアスキルを身に付けたい方はぜひ、下記よりご確認ください。
\ Web系企業就職率94%、受講生満足度92% ※/
※1:RUNTEQ受講生のうち所定の学習を履行された方およびRUNTEQ Agent経由で転職活動を履行された方に関する就職率(2023年1月〜2023年6月のRUNTEQ統計より)※2:2023年8~9月に現役受講生を対象としたアンケート結果より